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頭の中をことばにする練習帳

日々考えた物事を書き記していきます。思考を文章へアウトプットする練習として。

感動を言葉で伝えられること

言葉の練習

2年ほど前から区のスポーツジム施設に通っています。

 

過去にダイエットしよう!と息を荒げ、月会費8000円ほどの会員制のスポーツジムに登録したこともありますが、仕事の忙しさを言い訳に習慣付けられず、挙げ句の果てに寒い日は出掛けることさえ億劫になり、結局ほとんど通わず退会してしまいました。

 

その点、区のスポーツジムは一回400円という手軽さで、運動したいと思う日だけサクッと行くことができます。設備は最低限ですが週に一度のペースで通い続けることができています。

 

ここの施設は高齢者利用が無料ということもあり、私がよく行く土曜日の朝はお年寄りの方がとても多くいらっしゃいます。いくつになっても自分の体と前向きに向き合う人生の先輩方の姿は心から尊敬できるとともに、目指したい姿です。

 

私の場合、会員制のジムで若く美しい肉体に磨きをかける方々を目にしていた時は、モチベーションが上がるどころか自分のコンプレックスばかりに目がいってしまい焦りやネガティヴな気持ちに囚われてしまっていたので、今の施設は自分の心にも合っているのだと思います。

 

そんな区のスポーツジムで出会った81歳のとても素敵な女性がいます。週に3〜4回ジムに通い、毎回1.5時間ほどかけて筋トレやストレッチをしたり、トレッドミルで早歩きをしているそう。

 

毎週顔を合わせるうちに挨拶をするようになり、何かのきっかけで話しかけていただき、今では彼女に会うことがジムに行く楽しみになっているほど。

 

ゆっくりとした動作と、上品な言葉づかい、明るく穏やかな笑顔には会うたび癒されています。

 

その女性から声楽の発表会があるからと、先日ご招待していただきました。発表の場は区の公民館で行われる文化祭の催し物の一部。

 

ジム以外の場所でお会いすることは初めてだったので、とても楽しみな気持ちで伺いました。

 

公民館という場所だったため、軽い気持ちで伺いましたが・・・

ピアノの演奏が始まり彼女が歌い出すと、そこは公民館ではなくまるでオペラ劇場にいるかのような雰囲気に一変。

公民館中に響き渡る声量と、伸びやかで美しい歌声、情感溢れる歌い姿にびっくりしてしまいました。まさに日頃からジムで鍛練され続けているからこその賜物。

 

声楽は学生時代から続けられているそうなのですが、いくつになっても人前で披露する場を自分で作り、歌うことと向き合い、人生の経験を歌を通して表現する姿に心から感動しました。

 

そして歌い終わった彼女に、いざ感動の気持ちを伝えようとするものの・・・『すごかったです!!』という単純な言葉しか出てこないかなしさ(汗)

 

後日、記念撮影した写真を現像し手紙を添えてお渡ししようとペンを取るも、陳腐な言葉しか浮かばず・・・改めて自分の語彙力の無さ、言葉を通じて感じたことを伝える力の無さにガッカリしてしまいました。

 

でもこうして現状の自分とありたい姿のギャップが示されるいい機会となりました。

 

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これからの人生で思いを言葉にして伝えたい場面に遭遇したとき、情け無い思いをしないためにも、言葉の使い方の勉強をゆるりと続けていきたいと思う、そんな今日この頃です。

 

 

写真は昨年夏に訪れたカタルーニャ音楽堂の内部。この時は館内見学をしただけですが、いつか観劇したいと思っています。その時は感動を美しい言葉で伝えられるようになっていますように。その情景が思い浮かぶような言葉で伝えられますように。